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綾錦原の歴史

2020/07/03

綾町は、古くは“阿陀能奈珂椰”(あだのなかや)と呼ばれ
それが縮んで“阿椰”(あや)に、次いで“綾”となりました。
奈良時代から日向の国の交通の要所として栄え、
鎌倉時代から伊東氏、江戸時代は島津氏が統治しました。

昭和41年(1966年)、郷田實氏が町長の時代に
林野庁の照葉樹林伐採提案を拒否し、照葉樹林保護運動を始めました。
2012年には、ユネスコエコパークに登録され
日本最大級の照葉樹林はここでしか見られません。

錦原地区は、日本一の照葉樹林を背後に控え、
地区住民のほとんどが自然生態系農業に取り組む農業者です。
この台地に広がる美しい田園風景を
たくさんの方々に楽しんでいただきたいものです。